こんにちは。今回はイラストのメイキングです。使用デジタルツールはフォトショップのみです。

デジタルの彩色は実に様々ありますが今回ご紹介するのは下絵を活かした水彩風のうす塗りの彩色方法です。使用するのはカラーレイヤー。重ねるレイヤー(下絵)の明度に合わせたカラートーンにしてくれる優れものです。

下絵を取り込んでフォトショで少しだけ作業するだけで完成するおススメの彩色方法です。

befopreafter

鉛筆で紙に下絵を描きます

私はダイソーで買ったシャーペンとコピー紙とねり消し等の素材を使っています。鉛筆でもマーメイド紙でも何でも自分にとって描き易ければそれで大丈夫です。毛並みのふわ感を出す為に指でこすったりしています。フォトショに取り込んでから指先ツールでぼかしも入れます。紙のサイズはA4です。できあがったらスキャナでパソコンに取り込みます。

sl

取り込んでからトーンカーブを使って見えやすくしたり、面倒なので先にお口をバケツで真っ黒にしてトリミングしました。この絵は利き手が腱鞘炎だった為ほとんど左手で下絵を描きました。これで作業します。

下絵の取り込みの詳細は「ぼけた線画をフォトショでシャープな線画にする方法」を参考にしてください。

フォトショで開く

フォトショで画像を開きます。

1

エルモさんがyah!と姿を現しました。

簡単なマスキングを作成する

このマスキングのやり方は私の自己流です。塗りつぶしたいところがマスキングできればやり方は自由です。

まず背景を選択します。Shiftキーを押しながら背景を全て選択→選択範囲→選択範囲を反転でエルモ氏全体をぐるっと選択します。選択範囲のとり方は下記の記事も参考にして下さい。下絵レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。新規レイヤーを選択範囲1にして、好きな色をバケツでドバシャッします。

時短技!フォトショで複雑な選択範囲を綺麗に指定する方法 

キャプチャ

ここからエルモ氏のふわふわナイスバディだけを消しゴム使ったりパスツールを使ったりして取り出します。選択範囲1の不透明度を38パーセントに下げます。ウインドウ→パスを選択します。ヘッドイヤホンのみをぐるっとパスツールで選択します。パスで選択範囲を閉じて完了したらパスレイヤーにheadsetと名前をつけます。

キャプチャ

パスレイヤーです。このheadsetレイヤーをクリックしたまま左から3番目のところにドラッグします。選択範囲が指定できたので編集→カットして、編集→特殊ペースト→同じ位置に貼り付けでヘッドセットを取り出します。このレイヤーにはヘッドセットと名前をつけます。

キャプチャ

これとまったく同じ要領でエルモ氏のお目目とお鼻とパソコンをマスキングします。

キャプチャ

アルファチャンネル使っても良いんですが、塗りつぶしてマスキング作っても今回のようにレイヤーを重ねない場合は不便も無いです。その時々に使い分けてます。

マスキングを大胆に固有色レイヤーに変更する

先ほど作ったマスキングたちを目のレイヤー以外全てをカラーレイヤーに変更します。固有色(リンゴなら赤、肌なら肌色というそのものが持つ色のこと)をバケツで先ほどのグリーン色のマスキングにおぶちこみします。

キャプチャ

どうでしょう?イメージ通りにいかなかったと思います。

下絵のトーンを調整する

なぜイメージ通りにいかなかったかというと下絵のトーンと固有色マスキングが必ずしもイメージとマッチングするとは限らないからです。ここからは色調補正を使って色をイメージに近づけていきましょう。下絵のトーンを調整したい固有色マスキングを指定→下絵のelmoレイヤーに戻って作業します。

キャプチャ

下絵の明度をイメージ→色調補正→トーンカーブでトーン調整をしてイメージに近づけます。

固有色マスキングレイヤーを色調補正で調整する

今度は固有色マスキングレイヤー自体を調整します。色を調整したいカラーレイヤーを選択しイメージ→色調補正→カラーバランス。赤味を強くしました。

キャプチャ

最終調整

後はぼかしをかけたり最終調整をして完成です。

最終加工はこちらを参考にして下さい。クリスタでイラストメイキング最終加工の色トレス等の詳細な説明。

maiking

簡単に彩色できたと思います。水彩画のようなうす塗りの表現をぜひ試してみてくださいね。以上です。