コンセプトのキャンバスの種類とキャンバスの個性に適した表現とブラシの種類をまとめました。
グリッド
ドット/グリッドが目立たない。いわゆる透視法を使ったパースを描くときにも使える。
方眼/1マスに任意の長さを設定して透視法を用いたデザインスケッチをするときなど便利だ。
等尺/キャビネット図を描くときや源氏物語絵巻のような図法を用いたいときに便利だろう。
デザインスケッチ向きのバックグラウンド
下描きやデザインスケッチに向いているバックグラウンドを適した表現とブラシの見え方の違いを一覧にしてまとめました。
図面のエスキース(下描き)にデザインスケッチ用のバックグラウンドを使い、仕上げには図面向きのバックグラウンドを使うといった具合で自分の使いやすいよう臨機応変に利用すると良いだろう。
カスタムカラー
背景に好きな色を選べる。
コピックカラーの中から選ぶのでメインカラーをコピックカラーから選んでおけば便利だ。
自由に選べる分どんな色の主線とペイントでも選ぶ色を間違わなけれが明るさも調整できて使いやすいが、馴染みやすいかどうかはあくまで色との相性によるので判断が問われる。
絵の具( ペイント)★★★☆☆
明るさ★★★★★☆
・白無地
テクスチャ無しのただの真っ白な背景タイプ。
主線がくっきり見えるので図面の主線や補正を強く効かせたベクター線のイラストに向く。
他には特にこれといって特徴もなく可もなく不可もない。
輝度は最も高いのでそれを利用する場合は良いだろう。
絵の具(ペイント)★★☆☆☆☆
明るさ(輝度)★★★★★★
基本のペン
有料ブラシ(ひとつおよそ200円ほどで購入できる)
ジュエリーのデザインスケッチ
透明
透過背景になる。
見た目は上記の白無地と同一の仕上がりとなる。
くしゃくしゃにしました
コピー紙や模造紙=上質紙(東海地方では一般的にB紙)のような薄くて軽い紙をくしゃくしゃにしたような質感タイプ。
ペン(ペン/マーカー/鉛筆)はどんなものでも映えるがペイント(スプレー/エアブラシ/パステル/水彩)は必ず浮いてみえる。
この支持体にこの絵具層と溶剤はどれも耐えられるわけがないだろうという不自然さが出るのでペイントに気を付ける。
絵の具( ペイント)☆☆☆☆☆☆
明るさ(輝度)★★★★★☆
基本のペン
有料ブラシ
ジュエリーデザインスケッチ
軽量
一般的な画用紙タイプ。
主線も浮かずペイントもどんなものでもなじみやすい。
絵の具( ペイント)★★★★☆☆
明るさ(輝度)★★★★☆☆
基本のペン
有料ブラシ
ジュエリーデザインスケッチ
厚地
厚めの画用紙のような背景タイプ。
軽量より紙の繊維の密度が高く分厚い質感だ。
パステルも水彩もペンも鉛筆も馴染むオールマイティーさが売りだろう。
絵の具( ペイント)★★★★★☆
明るさ(輝度)★★★☆☆☆
基本のペン
有料ブラシ
ジュエリーデザインスケッチ
リップル
マーメイド紙といった水彩紙タイプ。水彩やパステルなどペイントにもってこいだ。
高級感や重厚感があり木炭紙のような質感があるのでパステルの粉っぽさが嘘っぽくならないぞ。
だが、シャーペンやハード鉛筆などの主線があまりにくっきり出すぎているとこの背景タイプには不自然に感じるのでペイントを中心にするなど注意が必要だ。
絵の具( ペイント)★★★★★★
明るさ(輝度)★★☆☆☆☆
基本のペン
有料ブラシ
ジュエリーデザインスケッチ
白無地が一番明るくリップルは最も全体的に暗くなるので気を付けよう。
図面に向いたバックグラウンド
図面に向いているバックグラウンドです。
この記事での図面は最後の仕上げのペンを入れて第三者に見せるための仕上げ段階を指す。
ブループリント
伝統的な図面らしいブルーの背景タイプ。
映えるカラーが限られるためほぼほぼ用途は図面で限られるだろう。
絵の具( ペイント)☆☆☆☆☆
ブラウンペーパー
ブラウンカラーの背景タイプ。
モノクロのスケッチにも向くし白のパステルで光を表現しても映える。
モノトーンデッサンが映えるがカラーは色を選ぶ。
しかし比較的図面にも使えるしデザインスケッチにも有用性が高い。
絵の具( ペイント)★★★★★☆
ダークプリント
黒い背景タイプ。
黒い背景に映えるカラーは限られるのでほぼほぼ用途は図面で限られるだろう。
ペン(ドローイング)★★★★★☆
絵の具( ペイント)☆☆☆☆☆☆
まとめ
紙と適した表現をまとめました。