アナログ線画の取り込みはターボスキャン(TarboSkyan)アプリで解決。

こんにちは。
アナログ媒体に手書きで描くことの重要性はこれからどんどん増していきます。
描いたのがロボットでも人間でも今後デジタルデバイスが向上すればするほどデジタルとアナログの越えられない溝が明確になっていくでしょう。
さて、アナログで描いた絵や線画をパソコンに取り込む場合に家庭用スキャナやコンビニのプリンターを使うことがほとんどだと思います。
しかしこのやり方だと紙のサイズがA4や大きくてA3までと限られてしまうことで作業が不便極まりない。
そこでこのアプリ/taboskyanの出番です。


TurboScan™: document scanner – Piksoft Inc.
線画はもちろんのことペイントを施した絵も写真もターボスキャンでデジタルデータ化できます。
大きな紙に描くと難易度が上がるからこそ楽しい。
制限なく描きたい大きさで気兼ねなく大きな紙に描いたらぜひこのアプリを利用してデジタルデータ化しよう。

このアプリは350円でグレードアップすると何件でも保存できます。
公式によると無料版で最大5件まで保存できるとありますがしばらく使っているとグレードアップしないとそもそも使えなくなるので
使えなくなったらグレードアップすると良いでしょう。

ターボスキャンでアナログ絵をとりこむ方法

順を追って紹介していきます。

アナログで描く。

筆記具を横に置いたので紙のスケール感を把握してほしい。
下に少しうつっているのは筆者のスリッパだ。
模造紙(B紙)を切り貼りしてだいたい100㎝✖50㎝のほどの自由サイズに調整し人物を描いた。

模造紙はつるつるしていてひっかかりがなく、線画が描きやすいのでおすすめだ。
梅雨時などはしけってふにゃふにゃになりがちなのが難点なのだが、ターボスキャンなら取り込む際に歪みも調整してくれるので多少のことは気にならない。
大きさも自由に切ったり貼ったりして好きな大きさ(原寸大など)にできる。

アプリでスキャンする。

1⃣アプリを機動する。
❶カメラで撮影
❷フォルダから画像を選ぶ

2⃣画像が決定されると瞬時に自動トリミング(とストレッチ)が入り画像を適切な状態へとなおしてくれる。
自分でトリミングしたい場合は赤丸を手動で操作しても良い。

3⃣プレビュー画面が出てくる。
トリミングからやり直したい場合は左上のトリミングボタンを押せば❷の段階に後戻りできる。
線画の場合はB/W
ペイントの場合はcolorかphoto
写真の場合はphoto

線画なのでB/Wを選択。


指先で拡大して確認。良さそうなグレーの度合いを選ぼう。
今回は左から2トーン目のグレーを選択し、右上の→で進めば完成だ。

書き出しとサイズ調整

❶書き出しする形式。
クラウドはストレージの容量に左右されるので私はPDFを多用している。
サイズ調整。
デジタルで処理を行うので最も大きいA4サイズにする。

デスクトップで確認

最後にデスクトップにうつしたデータをPhotoshopで開いて確認する。
アプリでB/Wで線画処置を施しても、実際にデスクトップ上で見るとこれだけの荒があるのでデスクトップでのラインアート処置は必要だろう。

ということでアナログイラストのラインアート変換処置を行う。
Photoshopでのラインアート処置のやり方はこちら

あとは切れたところなどは補修すれば全く問題なく使える。
ぜひターボスキャンで楽しくアナログお絵かきをしましょう。